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引き続き、歯科衛生士の今井がお話させていただきます。
歯周病は「歯槽膿漏」とも呼ばれることがあります。読んで字の如く、「歯ぐきから膿が漏れ出る病気」ということで高齢者の病気と捉えられることも多いようです。
しかし、若者が歯周病にならないわけではありません。厚生労働省が2011年に行った「歯科疾患実態調査」によると、すでに15〜19歳で4.5%、20代は約14%、30代になると約5人に1人が歯周病になっています。また歯周病の中でも特に重症化しやすいタイプの「侵襲性歯周炎(しんしゅうせいししゅうえん)」は「若年性歯周炎(じゃくねんせいししゅうえん)」とも言われる病気で、5〜10年で急速に進行し、その名の通り10〜20代という若い頃に発症し、そのままにしておくと歯がグラグラになって40代で全ての歯を失ってしまったというケースも少なくありません。
この「侵襲性歯周炎」は歯周病の約1割くらいと言われていますが、こういったものも定期的なメインテナンスで未然に防ぐこともできます。
むし歯がないから歯医者へ行かない!というよりも、安心のための歯医者として、当院が皆さまのお役に立てたら幸いです。