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こんばんは、歯科衛生士の今井です。
世の中にはむし歯がほとんどないという方がいらっしゃいます。
先日、ビヨンセのものまねをする芸人の渡辺直美さんは1年間歯を磨いていないなんてことをテレビで公言していましたが、羨ましいことに歯磨きをしなくてもむし歯にならない方が実際にいらっしゃるのです。
私の患者様にも小学生の時に歯医者へ行ったきり、その後行った記憶がないから50年振りです!とおっしゃった方もいらして、歯医者の道具やうがいの仕方などご説明させて頂いたりしました。
70代の男性の患者さんで、むし歯がないから歯医者になんて行ったことなかったんだけど、前から揺れていた奥歯が突然痛み出したから診て欲しいということでした。
実際にその方の口の中にはむし歯はありませんでした。しかし結果的にはその歯を抜くことになってしまいました。
理由は、歯周病です。
歯の周りの骨は歯周病菌によって完全に溶けてなくなり、その歯で硬いものを噛んでしまったために力がかかり過ぎて痛みが強く出てしまったようでした。
むし歯も歯周病も、もともとの原因は細菌感染ですが、細菌の種類は異なるため、むし歯になりにくいからといって歯周病にもなりにくいかということではありません。
若い頃からむし歯に悩む方は比較的ご自身の歯を気にかける方が多いため、歯科医院へ定期的に通っていることもあり歯周病を早期に発見できるケースが多いです。
むし歯のない方も、ぜひ一度歯科受診してみてはいかがですか?