CAMBRA  国際的な予防のスタンダード|日高市武蔵台エリアで歯医者、歯科医院をお探しの方は、武蔵台歯科医院まで

2017年1月30日

CAMBRAとはCaries Management by Risk Assesmentの略で、リスク評価に基づくう蝕の予防・管理方法です。

アメリカは、健康保険制度がありません。

要するに医療費全てが、国民負担の原則です。

ですので、予防が果たす=非常に重要!!

ですので、アメリカは特にケアグッズが豊富です。

しかしながら、日本において、虫歯なりたい患者なんているはずもなく、歯周病含めて歯に対する意識は少しずつですが…変わってきているように思います。

CAMBRAにおいて、う蝕はそれを誘発する疾患指標とリスク因子および防御因子のバランス(歯を攻める側と守る側)によって発生すると考えられています。

疾患指標とは、虫歯の有無や最近の治療歴を判断軸として、これらに該当する患者は「う蝕リスクが高い」と評価します。う蝕になっているのに「リスクが高い」というのも不思議な感覚ですが、継続してう蝕になるリスクと考えればよいかもしれません。
また、リスク因子や防御因子は以下のようなものが挙げられます。

■リスク因子 (攻める側)
* ミュータンス菌等の存在
* プラークの存在
* 薬物の使用
* 高い間食頻度
* 深い小窩裂溝
* 口腔内の乾燥
* 根面の露出、等

■防御因子 (守る側)
* 水道水にフッ化物が添加されている地域に居住
* フッ素含有歯磨剤を使用
* フッ素含有洗口剤を使用
* フッ素塗布を受けている
* キシリトールガムを使用
* 十分な唾液量、等

武蔵台歯科医院では、CAMBRAは未導入ですがこのような国際的な指標やエビデンスを我々の物差しとして、患者様により良い医療を提供して参りたいと思います。
そもそも日本ではフッ素や抗菌剤の濃度に制限があるため、完全に取り入れることは難しいかもしれませんが、今後確実に増えていく予防歯科のニーズを押さえるためにも最新のCAMBRAとは何かを知るきっかけになればと思います。