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金属アレルギーに対策の一つとして、レジン修復という治療があります。
これは、虫歯を除去後にレジンと言われる白い詰め物を施す処置です。
武蔵台歯科医院で行った金属アレルギーが判明した患者さんの歯科治療の
一部を紹介したいと思います。
治療前(歯と歯の間に虫歯がありますね〜)
虫歯除去後(キレイになりました)
治療後(レジン充填後)
(虫歯により、食べカスが挟まり歯肉炎起こしているため、デンタルフロスを通すと一部から出血)
武蔵台歯科医院では、レジン修復は保険診療で行っています。 範囲によって、適応できない部位もあります。
A子さん:突然、顔・手足がかぶれる様になったので皮膚科に受診しパッチテスト(種々の金属アレルギーを診る検査)をしてもらうと歯科用金属に含まれる物質【銀・銅・パラジュウム】にアレルギー反応が出たので、除去してください。
初診時口腔内写真
A子さん:先生なぜ、金属アレルギーって起こるのですか?
● 歯科用金属アレルギーのメカニズム
アレルギーにもやる気スイッチ
スイッチを入れる 4つきっかけ!!
【金属】 【汗】 【菌】 【傷】
この4つがそろった時、体の自衛隊【免疫】が緊急出動
体の自衛隊のやる気スイッチスタートです!!
① 傷ができると免疫【白血球】が菌と戦う
→ 炎症の始まり
② みなさんここに敵がいます集合してください!!
→ 赤く・腫れるいる状態
③ この時に、体の一部に金属が入ってると((((;゚Д゚)))))))
→ 金属にも白血球の担当が付き、増殖して戦う!!
この時が「アレルギー体質」に変わります!!
⑤ その後もただ、「金属」だけが入ってきた時には「異 物」として戦い始めます。
結果
免疫は炎症物質を出しながら異物と戦うため、湿疹やかゆみがおきるのです!!
金属が身近にあるけど、意外と知らないこと。
さて、金属がどうやって体の中にはいるの?
金属は体液【汗・唾液】で溶けます ((((;゚Д゚)))))))
よくCM(銀イオンで消臭など。)で言われる= イオン化すると言います。
ここがポイントなのです。
その粒の大きさは、およそ「0.0000001mm」です。「金属+体液」という条件が揃ってしまうと「お肌に金属がしみ込む」と言われてます!!
乾燥する時期なりました。カサカサ対策ももちろん重要ですが、ついでに皮膚や粘膜もチェックしてみて、気になる方は、医療機関に受診してみてください。
次のブログでは昨日、武蔵台歯科医院で治療した金属アレルギー対策の治療を実際の症例を紹介いたします。